いま見直したい固定電話の回線

いま見直したい固定電話の回線(1)

固定電話(携帯電話の対義語です)とは、自宅やオフィスなど、机や棚に恒常的に設置されている電話のことです。そして、その回線は有線で電話回線を通じて通話ができるというものです。携帯電話が発達してきた今だからこそ、その固定電話の回線について、どのような種類があるのか改めておさらいしておきましょう。

長い歴史を持つアナログ回線

電話回線は、大きく分けて「アナログ回線」「デジタル回線(ISDN)」「光ファイバー回線」の3種類があります。その中で、アナログ回線は黒電話のころからある電話回線です。メタル線、メタルケーブル、メタルと呼ばれる銅線を使い、NTT東日本/西日本の電話局と自宅をつなげています。この銅線はコストが安いため、日本全国・津々浦々へアナログ電話が普及しました。そのインフラ整備には、NTT東日本/西日本(当時は日本電信電話公社)が希望者を募り、「施設設置負担金」を供出してくれた人へ電話を引く権利(電話加入権)を与えるという制度を利用し、急ピッチでアナログの電話回線が普及していったという歴史があります。
時代が移り変わり、黒電話からプッシュ式の電話に変わっても、電話回線自体は何も変わっていません。原理は糸電話と同じで、音声が糸を伝わっていくように、アナログの電話回線も音声が銅線を伝わっていく仕組みです。

アナログ回線の特徴と優位性

銅線を音声が伝わっていくという原理のため(実際はアナログ電話の場合、電気に音声を乗せて、その電気を銅線に流しているのですが)、銅線の距離が長くなればなるほど弱まっていきます。さらに外部からの強い電波なども混ざったりすることがあります。その結果、音声がかすれたり、雑音が入ることがあります。前述のように、その後プッシュ回線というサービスが登場しましたが、これは回線の種類が違うわけではなく、単に電話をかける(ダイヤルする)方法の違いなのです。プッシュ型電話機の数字ボタンを押したときに出る音(トーン信号と呼びます)で発信できる回線です。
プッシュ回線のメリットは、ボタンを押せばすぐ発信されることです。従来の黒電話の回線だとダイヤルを回し終わってから10秒ほど経って呼び出し音が聞こえるという仕組みなので、それに比べれば早いですよね。
どちらにしても、アナログの電話回線を導入するメリットは月額の利用料金が安いこと、電源を必要とせずNTT東日本/西日本の電話局さえ健在なら、停電しても通話できて災害時に強いという点が挙げられます。

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