電話をかけるには相手の電話番号が必要です。
この電話番号をもとに、電話をかけたい相手やサービスを識別するのが交換機です。
交換機は、加入電話からダイヤルされた電話番号を受信し、番号を読み取り、どこで接続する電話番号なのかなどの詳細を決定します。
交換機は、電話番号で接続する回線などを判断する機能を持っていて、
受信した電話番号を1けたずつ展開して、最終的な接続先を決定していきます。
例えば“1”→“1”→“0”なら緊急電話に接続します。
一般加入電話がどうやってつながっているか、以前お話しましたが今日は国際電話がどうやってつながっているかを簡単に説明したいと思います。
一般電話の電話線は、電話機→モジュラージャック→電信柱→地中ケーブル→電話局とつな がっていて、電話交換機と相手の電話局内の電話交換機がやり取りすることで、相手と通話できるようになります。
しかし日本の周りには海があるので電話線や電信柱を置くことが出来ません。
では国際電話はどうやってつながっているのでしょうか?
国際電話の秘密は、海底にあります。
「海底ケーブル」として設置されているのです。
そのため、飛行機からは見えないし、船にも影響を与えません。
ひかり電話の工事は簡単です
どうやって海底に設置したのか?
海底ケーブルは、「海底ケーブル敷設船」という専用船を利用して設置されています。
陸から伸びているケーブルを沖合でつないだあと、ケーブルを少しずつ海底にたらしていきます。
もうひとつ国際電話で使われているのが通信衛星です。
通信衛星は、通信を目的に打ち上げられた人工衛星で、無線を利用して通信を行います。
現在は、海底ケーブルも通信衛星も、インターネットをはじめとするデータ通信など国際電話以外でも利用されるようになっています。
電話回線の種類で一般的なのがアナログ回線です。
通常、電話回線というとこのアナログ回線のことをいいます。
このアナログ回線を進化させたものがISDN回線です。
この一般的なアナログ回線とISDN回線を比較していきましょう。
申込む前に注意すること
アナログ回線に対してISDN回線はデジタル回線です。
・ふつうの電話回線と比べると、およそ2倍の速さで情報のやりとりができる。
・パソコンはデジタル情報をやりとりしています。
つまりパソコンの繋がったインターネットはデジタル情報のやりとりなのです。
そのデジタル信号のやりとり をわざわざアナログ信号に換えてやっていたのでは不安定ですし、物理的な手間もかかります。
電話回線をデジタルにすることにより効率よく安定したデータのやりとりができます。
ISDN回線は1回線でアナログ回線の2回線分の容量を持っています。
つまり、家族のひとりが電話をしていたとしても、もう一人が電話をできるということです。
違うケースで例えると電 話をしながらインターネットができる。
または電話をしていてもFAXのやりとりができるということです。
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インターネットを利用して、音声通話やビデオ通話、メッセージのやりとり、ファイル送信などが行えるSkype。世界的に広く利用されているコミュニケーションツールですが、多くの企業でもビジネス利用されています。
このSkypeは、ビジネスにおいて一般電話とどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを探ってみましょう。
Skypeのメリットは、回線の工事や契約が必要なく、アプリケーションをインストールするだけで使えるところが最も大きいといえます。Skypeアカウントを取得する必要はありますが、距離を問わず、通話時間を気にしないで無料通話が実現します。通常、通話料のかかる海外とのやりとりが多い場合には非常に大きなコストメリットがあります。
一方、デメリットとしては、通話にパソコンを利用する場合、パソコンを立ち上げる必要がある点が挙げられます。ただし、スマートフォンでアプリを利用して使用すれば、このデメリットを解決することもできるでしょう。また、比較的音声はクリアといわれていますが、通信速度や環境によっては品質が劣ることもあるなどのデメリットもあります。
一般電話は、Skypeと比較した場合、回線の工事や契約の手間や通信料がかかるなどのデメリットがあります。特に海外通話については大きな差があります。
しかし、Skypeはチャットログなどが残るため、個人情報保護の観点から導入できない企業もあります。よって、Skypeがいかに便利でも、従来の一般電話は必要不可欠といえそうです。
また、一般電話は緊急連絡時には欠かせません。Skypeは110や119などには対応していないので、この差は大きいといえるでしょう。
Skypeも一般電話も、それぞれにメリットがあるため、どちらか一方にする理由はありません。既存の一般電話を利用しつつも、Skypeを導入し、ビジネスに役立てるというのが賢明でしょう。
長距離や長時間の通話についてはSkypeを活用するなど、利用シーンを選ぶこともポイントになりそうです。
無線通信を行うことのできるコードレス電話。オフィスにも導入されることが多いため、普段よく利用しているという方も多いのではないでしょうか。しかし、普段なんとなく使っているこのコードレス電話機ですが、なぜ電話がつながるのかを考えたことはありますか? そこで、今回は固定電話のコードレス電話がつながる仕組みについて見てみることにしましょう。
コードレス電話とは、固定電話の親機と、無線で通信ができる子機の二つの電話機で構成されている電話です。電波によって通話が実現可能です。コードレスというと、パッと思いつくのが携帯電話やPHSですが、これらは固定電話のコードレス電話とは異なり、基地局を利用した公衆電波を使うものになっています。
このコードレス電話は、オフィス内での稼働性もアップしますし、オフィスのレイアウト変更の際にも柔軟に対応できます。配線が不要であるため、工事費などもかからず、コスト減にもなります。今や、オフィスでは欠かせない存在といえます。
そんなコードレス電話には、アナログコードレス電話とデジタルコードレス電話の2種類があります。現在は、デジタルコードレス電話が主流になっています。
このアナログとデジタルの違いは、アンテナと子機との関係にあります。アナログでは、1アンテナにつき、1子機が原則になっています。デジタルコードレス電話の場合、複数のアンテナに電波を切り替えながら通信を行うことができます。
その代わり、アナログのコードレス電話は、デジタルと比べてより広範囲で通話することが可能です。SOHOや小規模なオフィス内で使うコードレス電話であれば、アナログコードレス電話機で十分対応ができます。しかし、現在製造しているところは少ないので、デジタルコードレス電話を導入するケースのほうが多くなっています。
これらはコードレス電話機の基本的なことになります。